股関節の痛み(R7.8)

股関節の痛みでお悩みの方へ

股関節の痛みでお悩みの方へ

✔︎ 歩く時に股関節が痛む


✔︎ 立ち上がる時に股関節内側が痛い


✔︎ ランニングで膝の外側が痛くなる


✔︎ 股関節が固くて足が上がらない


✔︎ 転んで股関節を骨折してしまった


✔︎ 手術後の股関節の痛みが続いている


✔︎ 長時間歩くと股関節がだるくなる


✔︎ 股関節の動きが制限されている


なぜ股関節が痛くなるの?

股関節の基本構造

股関節は、太ももの骨(大腿骨)の丸い部分(大腿骨頭)と、骨盤のくぼみ(寛骨臼)がはまり込んでできた関節です。この股関節は、歩く・立つ・座るなど日常生活のあらゆる動作で体重を支える、とても重要な関節です。

股関節に負担がかかると起こること

股関節に問題が生じると、関節の動きが悪くなることで痛みが生じ、歩きにくい・階段の昇り降りが辛いなど、日常生活に様々な支障が出てきます。動きが制限される原因は、骨の変化・関節を包む袋(関節包)の変化・筋肉の変化の3つに大別されます。

現代人に多い股関節の変形

変形性股関節症

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)の影響

骨盤のくぼみ(寛骨臼)の発達が不十分な股関節(臼蓋形成不全)では、体重をしっかりと支えることができなくなります。また股関節の受け皿が浅いため、太ももの骨の丸い部分(大腿骨頭)を十分に包み込むことができません。

少ない面積で体重を支えることになるため、軟骨にかかる負担が大きくなり、軟骨がすり減ったり傷んだりしてしまいます。

進行に伴う骨の変化

変形性股関節症の進行度合いは、レントゲン写真により初期→前期→進行期→末期の4段階に分類されます。

前期になると、骨盤の上の部分に骨のトゲ(骨棘)ができる場合があります。このトゲは実際には股関節の屋根から出る「ひさし」のような形になっています。これは不安定になった股関節を支えようとして、体が自然に作り出したものです。

進行期では関節の隙間が徐々に狭くなり、末期になると隙間がほとんどなくなって、さらに動きが制限されます。

筋肉の変化で起こる痛み

変形性股関節症の方は、立っている時に股関節が内側に縮こまった状態(屈曲・内転・内旋)になりがちです。そのため股関節を外側に開く動作がしにくくなります。

無理に股関節を外に開こうとすると、太ももの外側の出っ張り(大転子)の後ろ側に痛みを感じることがあります。この部分には大腿方形筋や外閉鎖筋という、股関節を外に回す筋肉があり、これらの筋肉が突っ張ることで痛みが生じます。

このような痛みを感じる方が多く来院されており、当院では股関節周りの筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりに合った治療を行っています。

高齢者に多い股関節の骨折

大腿骨頚部骨折

転んだ時や滑った時に不意に起こってしまう、非常に深刻な骨折です。多くの患者様が「まさか自分が骨折するとは思わなかった」とおっしゃいます。

高齢者に多い4つの骨折

骨がもろくなる骨粗鬆症の方に特に起こりやすい4つの骨折があります

  1. 肩の骨折(上腕骨外科頚骨折)
  2. 手首の骨折(撓骨遠位端部骨折)
  3. 太ももの付け根の骨折(大腿骨頚部骨折)
  4. 背骨の圧迫骨折(脊椎椎体圧迫骨折)

この中で最も治りにくく、治療が困難なのが大腿骨頚部骨折です。

なぜ治りにくいのか

大腿骨頚部骨折は関節の中で起こる骨折のため、血液の流れが悪く骨がくっつきにくいのが特徴です。骨折により血管が傷つくと、太ももの骨の丸い部分(大腿骨頭)が壊死してしまうこともあります。

高齢の方は寝たきりになることを防ぐため、早めにベッドから起き上がることが重要で、そのために早期から歩ける人工関節の手術(人工骨頭置換術)が選ばれることが多いです。

多くの患者様が「手術は怖いけれど、早く歩けるようになりたい」という思いを抱かれており、当院では手術後のリハビリについても丁寧にサポートしています。

手術後の痛みと対処法

手術後のリハビリ中に、股関節の外側や内側(足の付け根)に痛みが出ることがよくあります。「手術は成功したのに、なぜまだ痛むの?」と不安に思われる患者様が多くいらっしゃいます。

痛みが起こる理由

人工関節の手術では、股関節周りの筋肉を切ったり動かしたりする必要があり、その影響で痛みが生じます。

リハビリで歩く練習をしていると、手術で傷ついた筋肉の部分に痛みが出てきます。そこで痛みをかばうような歩き方をすると、股関節周りの筋肉がうまく働かなくなり、さらに痛みが出てしまいます。

痛みの悪循環を断ち切るために

痛いからといって変な歩き方を続けていると、それが癖になって体全体のバランスが崩れ、痛みがいつまでも続いてしまいます。

そうならないためには、正しい姿勢で歩くこと、特に骨盤が後ろに倒れないよう意識した歩き方が重要です。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、正しい歩き方を丁寧に指導しています。

イスから立ち上がる時の痛み

イスから立ち上がる時に、足の付け根の内側(鼠径部内側)に痛みを感じる方も多くいらっしゃいます。これは股関節を安定させる筋肉が、手術の影響でうまく働いていないことが原因です。

股関節周りの筋肉を適切に治療することで、立ち上がる時の痛みは改善していきます。多くの患者様が「立ち上がりが楽になった」と喜ばれています。

ランニングによる股関節周囲の痛み

腸脛靭帯炎

腸脛靭帯とは太ももの外側にある靭帯です。腸脛靭帯炎とはランニング時などに膝周辺が痛くなり、膝を曲げたり伸ばしたりすることで腸脛靭帯と大腿骨外側顆(骨)が摩擦することによって発症するものです。

股関節との関連

腸脛靭帯炎は股関節周囲の筋肉と筋膜との関連が強いとされています。

腸脛靭帯の近位部は、浅層と深層の2層に分けられます:

  • 浅層:主に大殿筋の表層の腱膜が移行して構成
  • 深層:大殿筋の上の3/4の筋束、中殿筋の表層筋束とその筋膜、大腿筋膜張筋の筋束と連続性

そのため、これらの筋肉を緩めてあげることで腸脛靭帯の柔軟性が改善していきます。

よくある症状と注意点

ランニング中や後に、膝の上の外側が痛む場合は腸脛靭帯炎の可能性があります。「最初は走り終わった後だけ痛かったのに、だんだん走っている最中も痛くなってきた」という方が多くいらっしゃいます。

腸脛靭帯炎になると、自分でストレッチをしても改善が難しく、間違った方法だと症状が悪化する場合もあります。当院には多くのランナーの方が来院されており、適切な治療により競技復帰を果たされています。

当院での治療について

変形性股関節症の治療

股関節の動きが制限されると、そこがゆがみとなって股関節に痛みを引き起こします。当院では、関節の動きを制限する3つの原因(骨の変化・関節を包む袋の変化・筋肉の変化)に対して、それぞれ専門的にアプローチしていきます。

「病院では手術しかないと言われたけれど、まだ手術は避けたい」という患者様も多く、当院では保存療法による改善を目指しています。

手術後リハビリのサポート

手術後は、どの筋肉がどの程度影響を受けているかを詳しく調べた上で治療していきます。また傷ついた筋肉のケアをしながら、筋力を回復させるトレーニングも行います。

「リハビリが思うように進まない」「痛みがなかなか改善しない」という方も、適切な治療により日常生活に復帰されています。

腸脛靭帯炎の治療

ランニングによる膝の痛みでお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。股関節周りの筋肉の状態を詳しく検査し、腸脛靭帯の柔軟性改善を図ります。

「大会に間に合うか心配」「いつから走り始めていいかわからない」といった不安にも、経験豊富なスタッフがお答えします。

当院が選ばれる理由

ただ痛みを取るだけではなく、「なぜ不調が起きたのか」をカウンセリングで丁寧に解説。不安なく施術を受けていただけます。


同じ症状でも、原因や体のクセは人それぞれ。お一人おひとりに合わせた最適な施術をご提案します。


一時的なラクさではなく、症状を繰り返さない身体づくりを重視。姿勢や日常動作にも着目します。


表面的な情報だけで判断せず、生活習慣・過去のケガ・姿勢まで丁寧に確認します。


豊富な臨床経験と国家資格を持つ施術者が対応。確かな技術でお応えします。


完全予約制だから、他の患者さんと重ならず、落ち着いて施術を受けられます。


リラックスして施術を受けていただけるよう、衛生管理と空間づくりにもこだわっています。


「紹介で来ました」「ネットの口コミを見て」など、ご紹介や評判から来院される方が多くいらっしゃいます。


兵庫県高砂市で、整形外科クリニックを開業している、けい整形外科クリニックの中村先生からも推薦状をいただきました。


まとめ

股関節の痛みは、変形性股関節症から骨折後の後遺症、スポーツ障害まで様々な原因があります。

重要なポイント

  • ランニング障害は股関節周囲の筋肉調整が効果的
  • 股関節の構造上、体重負荷により変形が進行しやすい
  • 高齢者の骨折は早期の適切な治療とリハビリが重要
  • 術後の痛みは正しい歩行フォームと筋力訓練で改善可能

芦屋・神戸・西宮で首の痛み・不定愁訴でお悩みなら、一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。