このようなことでお悩みではありませんか?
・頭が重く感じたり頭痛が続く
・寝つきが悪く睡眠が浅い
・手足がしびれたり脱力感、冷えやほてりがある
・息切れしたり心臓がバクバク動悸がする
・耳が詰まった感じがしたり耳鳴りがある
上記に当てはまる方は自律神経が乱れているかもしれません!!
もし、上記の項目で当てはまるものがあれば、当院に来院し、根本から症状を良くしていきませんか?
現代社会において、本当にたくさんの方が自律神経の不調からくる諸症状で悩まれています。
当院で行う施術は筋・骨格系に対する施術だけではなく、神経系にアプローチすることで、神経の働きを活発にして、身体のバランスが整い、お悩みの根本的な改善へと向かっていきますので、是非当院にお任せ下さい。
誠心誠意あなたに向き合い症状を良くしていきます!!!
自律神経とは?
人間の身体には情報を伝達するために神経という組織が全身に網の目のようにはり巡らされています。この神経により器官の働きを活性化したり抑制したりすることで、全体の働きをコントロールしています。
神経系は大きく二つに分類され、中枢神経と末梢神経に分けられます。
末梢神経は運動や感覚に関与する「体性神経」と、内臓器官の働きに関与する「自律神経」に分けられます。
更に自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つに分けられバランスを取りながら働いています。
当院に来院されるクライアント様の中に「自律神経の乱れ」や「この症状は自律神経からきている」とおっしゃる方がおられますが、はたして自律神経とは一体何なのか、また自律神経が乱れると身体にどのようなことが起こるのか説明していきます。
上記の通り自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という二つの神経があります。
この二つの神経によって、血圧、心拍・脈拍数、体温調整、消化、呼吸、体液(汗・唾液・涙)の分泌、排泄、生殖など生命活動の機能を無意識で調整しています。
そのため全身に分布し恒常性の維持(ホメオスタシス)に深く関与しています。
自律神経は以下によく分布していることが知られています。
上記をみて分かるとおり、自分の意志とは関係なく自律神経は身体の機能を調節しています。
「消化をするために胃を動かそう」と、思っても自由にコントロールすることはできません。
自律神経の中枢は脳の視床下部にあり、そこからの指令を受けて各臓器に働きかけます。
交感神経と副交感神経はそれぞれが活発になることで、各器官の働きを調整しています。
日中の活動時や緊張・興奮状態にあるときは交感神経が活発となり、就寝時やリラックス状態にあるときは副交感神経が活発に働きます。
【交感神経活動時】
・瞳孔が開く
・脳の血管が収縮する
・心拍数の増加
・消化器(胃腸)の働きを抑える
・膀胱が弛緩する(尿を溜める)
・汗が出る
【副交感神経活動時】
・瞳孔が閉じる
・脳の血管が拡張する
・消化器(胃腸)の働きが活発になる
・膀胱が収縮する(排尿)
汗腺や血管のほとんどは交感神経の支配を受けるため、体温調整や血圧のコントロールは交感神経の働きに委ねられています。
自律神経と整体
先程も説明しましたが、自律神経は生命活動において、とても重要な働きをする神経です。
自律神経が乱れたりバランスが崩れると、身体や精神に様々な影響を及ぼします。
身体においては、首や肩の筋肉が過緊張し、頭痛が出たり胃腸の調子を崩すなど、内臓機能が低下してしまいます。
乱れた自律神経は、お薬を飲んでも根本的な改善には繋がりません。
「頭が痛い」などの症状に痛み止めのお薬で抑えることができるでしょうが、一時凌ぎに過ぎません。
私たちは「自然治癒力」という本来の状態に戻そうという力を持っています。
その自然治癒力を最大限に発揮していくことが、健康な生活を送るためには大変重要です。
自然治癒力を高めるためには、「適度な運動」「バランスの良い食事」「心(精神)の安定」「正しい呼吸」の4つが重要です。
この4つのポイントは自律神経にも大きく関係するため、自律神経が整っていると自然治癒力がしっかりと働いている状態であるといえます。
自律神経は自分の意思とは関係なく反射的に内臓などを調整しています。
交感神経は胸椎1番から腰椎3番までの脊髄から出ています。副交感神経は脳神経の神経核と第2〜4仙骨神経を経由して仙骨から出てきます。
つまり、頭・脊柱・骨盤のバランスが崩れてしまうと、そこを通る神経や出てくる神経の働きが鈍くなってしまい、自律神経が乱れる原因となってしまいます。
また、内臓の働きも低下してしまうため代謝が落ちて循環が悪くなるため、身体がだる重く感じたりします。
当院では、手技を用いて背骨や骨盤などにアプローチをし、脊柱のバランスを整えていくことを得意としています。
理想的な脊柱カーブ、頭位、骨盤傾に近づくことで自律神経系の働きが活性化していきます。
また、施術で整った身体のバランスを維持していくためのエクササイズやトレーニングを、あなたの生活に取り入れて行っていくことで、良い姿勢をキープしていくことができます。
なぜ自律神経は乱れるのか?
心や体の活動においてとても重要な働きをする自律神経ですが、乱れてしまう原因として主に3つの原因が関係しています。
ストレス
人はストレスを感じることで、交感神経の働きが活発となり、血糖値の上昇や血圧の上昇、免疫抑制、覚醒などを引き起こすため、交感神経が優位になり続けてしまいます。
そうなってしまうと、副交感神経とのバランスも崩れてしまうため、結果として心身に不調を起こしやすい状態となってしまいます。
ストレスには人間関係や仕事のプレッシャー、悩み事や緊張するような、精神的なストレスだけではなく、過労やケガ、交通事故、音、光などが原因となることもあります。
ストレスとして感じるかは個人差があるため、何に対してストレスを感じるかを把握し、なるべくリラックスできる環境を作っていくことも大切なことです。
問診などお話を伺っていく中で、クライアント様が気づかなかったストレッサーに気づくきっかけとなるかもしれませんので、不調を感じた際はお気軽にご相談下さい。
不規則な生活習慣
我々人間だけでなく、生き物の身体は一定の生体リズムに従って働いています。
慢性的な寝不足や昼夜逆転の生活、不規則な食生活など不摂生を続けていると、生体リズムが崩れて自律神経バランスを乱す原因となります。
このような生活が続くと自律神経が乱れるだけでなく、慢性的な疲労感やストレスに対する抵抗力が落ちやすい状態となり、様々な病変へとつながることもありますので、今一度ご自身の生活リズムを見直してみると良いでしょう。
疾患による自律神経の乱れ
自律神経失調症や更年期障害が自律神経の乱れを引き起こす代表的な疾患であると知られています。
自律神経失調症は過剰に精神的・身体的ストレスが引き金となり、乱れがちであった自律神経が乱れることで発症し、さらに乱れがひどくなる悪循環に陥ります。
更年期障害では、女性ホルモンの分泌が急激に減少し、自律神経が乱れてしまう疾患です。
突然のほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)、頭痛、めまいなど様々な不調が現れます。
自律神経が乱れるとどうなる?
自律神経が乱れると人の身体には色んな不調が現れます。
◇疲労感
身体が疲れやすかったり、朝起きるのがつらい
◇頭痛
頭が重たく感じたり、ふらついたり、ズキズキと痛む
◇体温の異常
微熱が続いたり、低体温など
◇睡眠障害
不眠や日中に眠気に襲われる
◇耳・のど・口の症状
耳鳴り、耳の詰まり感、のどの異物感、口が渇くなど
◇胸部の異常
動悸、息切れ、胸痛、胸焼け、圧迫感、過呼吸など
◇胃腸の異常
吐き気、膨満感、便秘・下痢、ガスがたまるなど
◇排尿異常
頻尿、残尿感、排尿困難など
その他にも手足のしびれ感や脱力感、冷えやほてりが出たり、首や肩がこったり関節に痛みが現れることがあります。
また、イライラする、不安感がある、落ち込みやすくなった、やる気が出ない、憂鬱になるなど、精神的な症状が現れる場合もあります。
自律神経失調症
交感神経と副交感神経とのバランスが崩れることで、神経の機能が亢進する、あるいは低下し、心身に様々な不調をもたらす状態のことを指します。
頭痛や動悸、倦怠感や集中力の低下などの症状がみられます。
過剰なストレスや睡眠不足、乱れた食生活まど、生活習慣の乱れなどで、自律神経の機能に異常が生じることがあります。
また、更年期や妊娠時にホルモンバランスが大きく変動することでも起こることがあります。
まずは、バランスの良い食事や適度な運動と充分な睡眠をとるなど、生活習慣を整えていくことが大切です。
神経性胃炎
仕事や日常生活において、精神的なストレスや疲労が蓄積されることで、「胃がきりきり痛む」といったことがおこることがあります。
自律神経のバランスを崩して、過剰に胃酸が分泌されることで、胸焼けがしたり、胃が痛む、胃もたれなどの胃炎の状態を引き起こします。
過敏性腸症候群
腸自体に原因となるような異常が見当たらないのに、お腹の痛みや不快感、ガスがたまりやすくなる、下痢、便秘などの症状を引き起こします。
長期に渡ってこのような状態が続くと、日常生活にも支障を来します。
原因として心因的なストレスが考えられます。
過換気症候群(過呼吸症候群)
強い不安感や緊張している時に、無意識に呼吸の数が通常よりも多くなり発症します。
呼吸数が増加すると、うまく呼吸ができず、混乱し、悪循環的に呼吸数が増加する状態になります。
呼吸数が増え血中CO2(二酸化炭素)濃度が低下すると、血液のpHはアルカリ性に傾き、アルカローシスと呼ばれる状態になります。
交感神経の働きも亢進してしまうため、手足のしびれ、筋肉の収縮、頻脈、血圧の上昇などもみられることがあります。
神経が切れるとどうなるのか?という事について紹介していきます。
神経が切れるという事は普段あまり聞きなれませんが、例えば交通事故やコンタクトスポーツなどで神経が切れるといったことがあります。
神経が切れる場所によっては治るものと治らないものとあるので今回はそのことについて紹介していきます。
神経系は中枢神経と末梢神経に分けられます。
中枢神経は生体機能のコントロールセンサーで、脳と脊髄で構成されます。
末梢神経は末梢と中枢をつなぐいわば電線です。
<脳と脊髄からなる中枢神経>
神経系の役割は生体のあらゆる機能を調整することです。
全身の内臓機能を調節し、運動を行ない、すべての感覚情報を集約し、感情や思考、創造性をつかさどります。
神経系は中枢神経と末梢神経に分けられます。
中枢神経は生体機能のコントロールセンターで、脳と脊髄で構成されます。
脳は頭蓋骨の中にあり、脳脊髄液に浮かぶようにして大切に守られていて、大脳、間脳、中脳、橋、延髄、小脳の各部に分けられます。
大脳は、左右の大脳半球で構成され、脳の最も高度な機能を担当しています。
間脳から延髄までの部分は、感情や情動、記憶、生命機能などをつかさどっています。
大脳の後方にある小脳には、運動機能を調整する働きがあります。
延髄の下に続き、脊柱管の中を通る脊髄は、末梢と脳の間でやりとりする情報を中継したり、脊髄反射を起こします。
<脳神経と脊髄神経からなる末梢神経>
末梢神経には脳に出入する12対の脳神経と、脊髄に出入する31対の脊髄神経があります。
目に見えるひも状の神経はたくさんの神経線維の束で、そこには中枢から末梢へと指令を伝える遠心性線維と、末梢から感覚の情報を伝える求心性線維が混じっています。
末梢神経を働きによって分類すると、脳から運動の指令を伝える運動神経と末梢から感覚情報を伝える感覚線維からなる体性神経と、内臓の機能を調整する自律神経に分けられます。
以上が中枢神経と末梢神経について紹介しましたが、神経系はさまざまな指令を発する「中枢神経系」と、中枢からの指令を全身に送ったり、全身からの情報を中枢に送ったりする「末梢神経系」に分けられます。
姿勢が悪かったり、骨格の歪みが生じることで神経の働きが落ち、自律神経が乱れる場合があるので、骨格の歪みや姿勢が悪い、自律神経が乱れてしまっているという方は整体で身体のバランスを整えていきましょう!
<末梢神経の神経線維なら再生される>
脊髄が切れてしまった場合、自然に修復されることはなく、現在のところ、切れた脊髄をつなげる治療法はありません。
脊髄は、神経線維の束だけではなく、たくさんのニューロンの細胞体が集まったものなので、構造や役割が複雑で、縫ってつなげればよいというわけにはいかないのです。
当然のことながら脳も同様です。脳卒中などで脳が傷つくとそこが元通りになることはありません。
一方末梢神経は、神経線維(軸索)が切れてしまっても、細胞体が生きていれば、なおかつ切れた部分が細胞体にあまり近くなければ、元通りに修復されます。
(脊髄が断裂した場所によって感覚・運動の障害が残る)
<軸索が修復されるプロセス(有髄線維)>
切れた軸索は次のようなプロセスで修復されます。
①細胞体がある方から切れて離れてしまった先の部分は変性し、白血球の仲間のマクロファージによって分解、処理されなくなってしまう。
②細胞体がある方の断端も変性(逆行性変性)します。
③細胞体が修復に必要な材料をさかんにつくり出し、切れた断端の方に送ります。
④切れて変性した部分の先から、新しい軸索になるための芽が出ます。これを側芽といいます。
⑤その一方で生き残ったシュワン細胞が盛んに分裂し、髄鞘の構造をつくり、もともと軸索があった場所に整然と並んでトンネルをつくります。
⑥発芽した側芽がシュワン細胞によるトンネルをガイドにして伸びていき、新しい神経線維ができます。
このようにして神経は修復されていきます!
専門的な用語も多くて少し難しくなってしまいましたが以上が神経が切れた場合のメカニズムになります。
神経は場所によっては切れた神経が元に戻らない場合もあります。
また、切れた部分が元通りに修復できる部分もあるのでその場合は正しく治していきましょう。
また、当院には神経痛などの痛みで悩んでおられる方が来られています。神経痛も原因をみつけ施術していくことで改善することができます。
交感神経が関係する痛みについて紹介していきます。
<急性痛に対する交感神経の興奮>
急性痛が起きたとき、痛みの情報は自律神経の中枢にも届き、交感神経が興奮して緊急反応と呼ばれる症状が現れます。
緊急反応とは、血管の収縮、心拍数や呼吸数の増加、血圧上昇、筋肉の緊張の亢進、手や額の発汗などの症状のことです。
痛みに対して、交感神経が興奮するのは、痛みやその原因となる刺激が生体にとって危機やストレスであり、それに対して闘争または逃走するため体を準備する必要があるからです。
この痛みに対する交感神経の興奮は、痛みの悪循環と慢性化にかかわっているといわれています。
<慢性痛と交感神経の関係>
慢性痛の中には、交感神経が興奮すると痛みが強くなったり、交感神経のブロック治療によって痛みが軽減したりするタイプの痛みがあることが知られています。
これを交感神経依存性疼痛といいます。
(交感神経ブロック治療で)(効果あり)(効果なし)
この痛みについては、まだ全貌が明らかになっているわけではありません。
損傷した神経線維を修復するプロセスで交感神経の興奮で痛みを感じるようになることがあります。
通常痛みの神経は、交感神経節後ニューロンが放出する神経伝達物質のノルアドレナリンに反応する受容体は持っていませんが、新しい軸索になるために出てくる側芽や神経腫と呼ばれるものに、ノルアドレナリンに反応する受容体ができてしまうことがあります。
この現象は交感神経と痛覚線維のクロストークと呼ばれています。(交感神経と痛覚線維のクロストーク)
痛みを伝えるニューロンの修復の過程で神経腫や細胞体に、交感神経節後ニューロンから放出されるノルアドレナリンの受容体(通常は持っていない)ができてしまいます。
その結果、交感神経の興奮を痛みの神経が受け取ってしまい、痛みが起こると考えられます。
以上が交感神経による痛みについて紹介しましたが、交感神経が働きすぎると痛みを強く感じたり、自律神経が乱れ、疲れもとれにくい状態になってしまいます。
このような状態をつくらないためににも普段からストレッチや適度な運動を心がけていきましょう!
また、整体をすることで自律神経が整い身体も回復しやすくなるので、お困りの方は是非当院へお越し下さい!
今回は痛みの悪循環と慢性化について紹介していきます。
<痛みの悪循環に陥ると慢性化する>
痛みが激しかったり、治療がうまくいかないなどの問題があると、痛みの悪化や慢性化を招く事があります。
痛みが生じるとまず交感神経が興奮し、血管の収縮、呼吸数や心拍数の増加、血圧上昇>などの緊急反応が起こり、痛みに身構えるようにして筋肉が緊張します。
すると血管の収縮と筋肉の緊張によって局所の血流が低下し、組織が酸素不足になって発痛物質が放出され、痛みが生じます。
痛みが生じると、また交感神経の興奮や筋肉の緊張が起こり、血流低下によって発痛物質が放出されて痛みが生じるという悪循環に陥ってしまいます。
さらに痛みに伴うストレスや不安などの心理的な要因が重なると、痛みが増幅されたり、長引くことになります。したがって痛みは、できるだけ早く的確に取り除く必要があるのです。
<神経自体の変化が慢性化と過敏化をもたらす>
痛みが長引くと神経自体にも変化が起こります。
神経には、刺激が繰り返し入力されるとそれを学習し、その刺激に対してより敏感に反応できるように変化するという特徴があります。
このような変化を可塑化といいます。
この可塑化は痛みを伝える神経にも起こります。
痛みの刺激が繰り返し入力されてくると、痛みの感知とその伝達にかかわるニューロンに可塑化が起こり、痛みの刺激に対して過敏になります。
そして軽い刺激でも痛みが生じるようになり、痛みの慢性化を招いてしまいます。
<痛みの悪循環>
痛みが強かったり長引いたりすると、痛みの悪循環に陥って慢性化することがあります。
できるだけ早く悪循環を断ち切ることが大切です。
<痛みが続くと神経が可塑化する>
痛みの刺激をニューロンが感知し、脳に情報を送ります。
痛みの刺激が繰り返されたり、長く続きます。
ニューロンが可塑化し、刺激が敏感になり、少しの刺激で痛みを感じたり慢性化します。
以上が痛みの悪循環と慢性化について紹介しましたが、痛みをほうっておいて繰り返し痛みを感じる事で可塑化が起こり、痛みが取れにくく慢性化になってしまうため、出来るだけ早期に治療を受けましょう。
痛みには必ず原因があるのでその原因を取り除いて痛みを取り除いていきましょう!
脳と痛みの関係について紹介していきます。
通常の痛みは組織に傷がつくことにより痛みが起こります。
そして、怪我の後は、傷ついた組織を修復するため、人の体にある「自然治癒力」が働き、傷を修復していきます。
組織を修復するためのある一定期間が経過すればほとんどの症状はなくなるはずです。
しかし、そのようにスムーズに痛みが消える人もいれば、何年間も痛みが引かず慢性的に痛みが残ってしまう方もおられます。
このような場合、その痛みに脳が関係している可能性が高いです。
脳というと、痛みにはあまり影響しないような印象があるかもしれませんが、人が感じる感覚のほとんどは、脳によって形成されます。
最近では、慢性の腰痛はレントゲンやMRIなどいろいろ検査しても何も異常はないが痛みはあるという方は多いと思いますがそのほとんどが脳と痛みが結びついて痛みを感じてしまっているケースが多いようです。
そして脳から伝わる痛みの信号は本人の喜怒哀楽により痛みの強さに変化が生じやすいです。
<例>
集中した運動をしている時や、何か作業をしている時→痛みを軽減する
怒り・不安・ストレスを感じている時→痛みを増強する
安心している時、リラックスしている時→痛みを軽減する
このような関係性があるといわれています。
では、どのようにすれば痛みを取ることが出来るのか。
それは、上記で紹介した痛みを軽減する時間をつくっていくことです。
もちろん痛みの原因である部分を治療していくことも必要ですが、それ以外に出来ることは痛みを軽減する運動を積極的にしていくこと。
痛みを軽減する運動とは、運動に集中している時はあまり痛みを感じにくいです。
例えば足が痛いときは、上半身を動かす運動をすれば良いのです。
最近の研究結果では、痛いからと言って自宅で何もせず安静にしている人と、自宅でずっと安静にしているのではなく痛みの出ていないところを積極的に動かして運動している人では、後者の方が痛みを感じることが少なく、早く治っていくという結果がでています。
その理由は、痛いからと言って何もせず安静にしていると、いろんなことを考えたり、不安やストレスそういった悩みから痛みの強さを助長してしまい、実際の痛みよりも強く感じさせたり、脳と痛みの関係が強く結びついてしまいます。
組織自体は修復しているのに脳が痛みを記憶しているため慢性的な痛みになり、なかなか痛みが治らなくなってしまいます。
逆に痛みがある中でも動かせる所をしっかり動かしていけば、脳が痛みを感じにくくなり脳と痛みのつながりも抑えることができます。
そして炎症を起こした組織が修復していけば痛みもすんなり引いていきやすいです。
脳と痛みの関係で慢性的な痛みを感じている方は意外と多くおられます。
なかなか痛みが引かないという方はこれらのことも参考にしてみて下さい。
また、身体の歪みというのも疲れをとれにくくさせたり、自律神経が乱れたり、自然治癒力を阻害し、治りにくい身体になってしまうため骨格の歪みを調整しながら運動も組み合わせていくとより症状は早く改善していきます。
当院では根本から治療していくことで骨格の歪みを取り除き、より早く症状を改善していく施術をしています。
季節の変わり目で身体に不調が出ている人は、呼吸に問題があるかもしれません。
呼吸と疲労感についてまとめてみましたので、是非ご覧になってください。
睡眠を取っても疲れが抜けない慢性的な疲労感は、多くの場合、呼吸に原因があります。
呼吸が浅くなって酸素の摂取量が減少すると、疲れを感じるようになり、集中力も低下します。
脳は臓器の10倍もの酸素を必要とするため、酸素の摂取量が減り、脳へ酸素が十分にいきわたらなくなると、だるさ<を感じたり、集中力が低下した状態になります。
慢性的な疲労で自律神経のバランスが乱れるとさらなる疲労感を感じやすくなります。
主な原因は、背中が猫背になって胸郭が狭くなってしまう事や、運動不足が考えられます。
疲労感を生む浅い呼吸になるのは、主に猫背が原因になります。
猫背になると呼吸で吸った息を取り込む胸郭が収縮したまま広がらなくなるため、次第に呼吸が浅くなっていきます。
また、運動習慣がない人は、最低限の酸素摂取量で過ごすため、肺活量が小さくなり、呼吸が浅くなります。
呼吸活動に関わる筋肉の働きも弱くなり、深い呼吸ができなくなります。
- 呼吸で息を吸った時胸郭がしっかり広がる
(肋間筋の働きで胸郭が広がって胸腔の体積が大きくなり、肺に大量の息が送り込まれます。)
- 頭部の突出と骨盤の後傾で胸郭が収縮して狭くなる
(姿勢の乱れで猫背になると、胸椎が丸まり、胸椎とつながる肋骨が詰まって胸郭が硬くなります。)
- 胸郭が広がらなくなって少量の息しか取り込めない
(肋骨が詰まって胸郭が収縮した状態になると、肋間筋が緊張して硬くなり、さらに胸郭は広がりにくくなります。息を吸っても胸郭が広がらなければ、胸腔に収まっている肺には少量の息しか送り込まれない為、呼吸が浅くなり、酸素の摂取量も減ってしまいます。)
このような症状を改善させるためには、姿勢(猫背)の改善やストレッチ、腕を大きく回したり、深呼吸をすることで胸郭の動きが出てきて呼吸がしやすくなります!
また、整体の治療で骨格のバランスを整えることによっても呼吸の質は変わっていきます。
身体に痛みや不調が発症するメカニズムについて紹介していきます。
〈骨格バランスと血流の関係〉
人体は病気やケガをしなくても、肩コリや腰痛といった“痛み・不調”を発症します。
普通に日常生活を送っているだけで、なぜ身体に異変が生じるのでしょうか。
それはすべて骨格のバランスに関係があります。
人間は呼吸で取り込んだ酸素、食事で摂取した栄養素を吸収し、血液を通して全身の細胞へと運んでいます。
さらに、細胞内の老廃物や疲労物質、二酸化炭素を回収し、腎臓や肝臓で分解したり、尿や便とともに排出して処理しています。こうした血液循環によって人間の生命は維持されているのです。
しかし、骨格のバランスが崩れ、筋肉が正常に働かない状態に陥ると、血流が悪くなって酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなり、筋肉も酸欠となって緊張します。
それだけでなく、血流が悪くなると筋肉の中の老廃物や疲労物質が回収されずに溜まっていくため、筋肉は疲労した状態になります。
さらに、筋肉が緊張や疲労で硬くなると、そこから慢性的なコリや鈍痛を感じるようになります。これが、“不調”の正体です。
また、筋肉の緊張や疲労が進行すると、異変が生じた細胞を正常な状態に戻そうと、生体反応で新しい血液が送り込まれて熱をもちます。
この状態がいわゆる「炎症」であり、炎症が“痛み”を誘発するのです。
〈筋肉と血流(静脈)の関係〉
周辺の筋肉が活動していない状態の静脈には、筋肉の収縮・弛緩によって生まれる筋ポンプ作用が働かないため、血管内の弁が開かず、血流も促進されないです。
正常に筋肉が活動すると、筋肉が収縮・弛緩を繰り返して筋ポンプ作用が働きます。
静脈の血管が収縮した筋肉に何度も圧迫されて弁が開き、血流が促進されます。
筋ポンプ作用によって血流が促進されると、老廃物や疲労物質も筋肉中に留まらずに運ばれる。
血液の約70%が静脈を流れているため、静脈の血流が悪くなると、動脈の血流量も少なくなります。
以上のことから骨格のバランスは非常に大事だという事が分かりますね(^O^)/
「冷え症」についてお話します。
空調などの暖房器具の発達や衣類の身に纏うものが充実している現代社会ですが、手先・足先など、身体の末梢部分が冷たくなって悩んでいる方を多くみかけます。
特に女性に多くみられる、いわゆる「冷え性」というものについてお話していきますね。
冷え性とは、生活習慣や乱れた食生活によって起こる循環障害の一つです。
他にも、運動不足、喫煙、過度のストレス、露出の多いファッション、ホルモンバランスなどの内部環境の不調が原因となって起こる場合があります。
「バージャー病」「レイノー病」などの病気の場合にも、血流障害から手足が冷えたりしますが、その他にも特徴的な症状が現れますので、今回は一般的に言われる「冷え性」についての話ですすめていきます。
ではどうすれば「冷え性」を改善する事ができるのでしょうか?
まずはご自身の生活習慣を思い浮かべてください。
上に書いてある原因で当てはまるものはありませんか?
もし思いつくようでしたら、そのあたりを改善していくことも必要ですね!
・冷たいものを口にしない!!
当然のことかもしれませんが冷たいものは身体を冷やしてしまいます。
冷蔵庫から出してすぐ食べられるものや飲み物はあまり摂らない方がいいと思います。
他にも甘いもの・夏野菜など水分の多く含まれる食材・暑いところが原産の食材なども身体を冷やしやすい性質のものが多いので注意が必要でしょう(^^)
逆に生姜や根菜類などがおすすめです!
・適度な運動を心がける!!
これが足りてない人が非常に多いですね!第二の心臓と呼ばれるふくらはぎがポンプの役割を担い、全身へ血流を促してくれる手助けをしてくれます。
筋肉を使うことで体温も上がりやすくなります。
できるだけ階段を使うようにしてみたり、つま先立ちで背伸びをしてみたりするのも良いでしょう!!
・飲酒・喫煙を控える!!
少しの量のアルコールであれば代謝があがり良いでしょうが、飲みすぎは高血圧や動脈硬化の要因にも成りえますので気をつけてください。
また喫煙する事で血管が収縮してしまい、どちらも結果として末梢への血流が悪くなってしまうのです。
・身体を冷やさない!!
当たり前かと思われますが、実は冷やしてしまっている人って意外と多いかと思われます。
たとえば、ショート丈の靴下や首周りのスッキリした服など、挙げだすとキリがありませんが、身体の中で「首」とつく箇所は冷やさないように心がけてくださいね。(首・足首・手首)
・ダイエット!!
ダイエットがいけないというわけじゃなくて、体重を落とす事にとらわれすぎて「食べない系のダイエット」をしてしまうことがいけないんです。
バランスのとれた食事をこころがけてください。
・湯船につかる!!
忙しくてシャワーだけでお風呂を済ましてしまう方もおられるかもしれませんが、湯船につかってリラックスする時間も作った方がいいでしょう。
しっかり身体もぬくもりますし、血液の循環も良くなります。
・身体のゆがみを整える!!
日常生活によって脊柱や骨盤にゆがみができてしまうと、当然血流が悪くなってしまいます。
背中が丸まった姿勢だと内臓にも負担がかかり神経・血管の促通が悪くなります。
姿勢をチェックし、ゆがみを整えていきましょうね♪
他にも冷え性グッズなど色々出回っていますが、やはり一番大切なのは、「冷えにくい身体作り」など体質改善していくことです。
日ごろの生活スタイル、食事内容、普段の姿勢など、改善していくことでよくなっていくと思います(^^)頑張っていきましょう!
冷え症にならないための日常の対策法について紹介していこうと思います!
冷え症とは女性に多くみられる症状で、血流が悪くなり熱が運ばれなくなり、特に末端冷え症になると、恒常的に手足が冷たくなり、快適な睡眠まで阻害される場合もあります。
そのため、早めのケアが重要となります。
冷え症になる主な原因としては、運動不足、筋肉量の不足、中性脂肪の増加、水分不足、自律神経の乱れなどが考えられます。
まず1つ目は、適度な運動をする!
運動をすると筋肉が働いて代謝が活発になり、たくさんのエネルギーを燃焼するため、体内で大量の熱が生まれます。
さらに、筋肉が活動することで血流が促進され、熱が身体の末端にまで運ばれます。
また、運動を続けることで、基礎代謝を行う筋肉の量が増えます。
エネルギーの消費量も増えるため、中性脂肪を減らす効果もあるのです。
2つ目は、入浴で身体を温める!
冷え症の予防には、毎日の入浴で身体を温めることが不可欠になります。
筋肉をしっかり温めて血行を促進するとともに、代謝を行う筋肉が疲労せず正常に働く状態をキープします。
さらに心がリラックスして自律神経のバランスが崩れることを防ぐ効果もあります。
3つ目は、中性脂肪を減らす!
エネルギー源として体内に貯蔵されている中性脂肪は、食べ過ぎなどで過剰に合成されると、血液をドロドロにして血流を悪くしてしまいます。
皮下脂肪となって肥満の原因にもなるので、日頃からカロリー(エネルギー)を摂りすぎないようにしっかり注意しましょう!