
頭蓋骨のゆがみによって引き起こる様々な症状を紹介していきます。
頭蓋骨がゆがむと頭痛が起こる
頭痛にもさまざまな原因と症状がありますが、その一つの原因として考えられるのが頭蓋骨のゆがみです。
一般的に起こる筋緊張、天気病み、顎関節などを原因とする頭痛はゆがみを調整してあげることで頭痛はとれやすくなります。
見る、聞く、嗅ぐ、味わう、噛むなどの身近な感覚は脳神経の働きです。
下図はその脳神経が所定の器官に到達する経路です。
脳幹から出る神経は、二枚の硬膜と頭蓋骨にある三カ所の貫通行(神経の通る孔)を通過します。
頭蓋骨のゆがみは、付着する硬膜と貫通孔を緊張させ、頭痛や眼精疲労などの症状を引き起こすのです。
頭蓋骨のゆがみによる顎関節症
ほとんどの人に左右のズレがあるのですが、この左右のズレが酷くなると顎関節症を引き起こしてしまいます。
人のフェイスラインをつくっているのは眉、鼻、唇です。
それぞれは骨に直接はついていませんが、その位置を決定づけるのは、下の図のように顔面構成骨です。
下唇は下顎骨に、上唇は上顎骨によって位置が決まります。
顔のゆがみのなかでも、最も多く見られるのは唇ラインのゆがみです。
顎関節症のように下顎骨のゆがみがあれば、下唇がゆがみます。
顔のゆがみは、とくに女性にとって重要な悩みですが、矯正を加えれば大きく改善します。
頭蓋骨がゆがむと鼻がつまる
うっとうしい鼻づまり、蓄膿は、頭痛やめまい、いびきの一因にもなります。
頭蓋骨の一つに、上あごの天井部分に前後左右に広がっている蝶形骨という骨があります。
蝶形骨は鼻骨にもつながっています。
骨盤がゆがめば脊柱がゆがみ、頭蓋骨がゆがみ、蝶形骨がゆがみ、そして鼻骨がゆがむため、鼻の通りが悪くなっていくのです。
ですから、鼻骨、蝶形骨の傾きをなおすためには、頭蓋骨を矯正します。
当院では、整体や最先端の骨格矯正治療器で骨格矯正や骨盤のゆがみを取り除きバランスを正しい位置に矯正し根本治療をしていきます。
顎関節症や頭痛などで来院されている患者さんも骨格を調整していくことで症状が改善しているので、顔のゆがみや、身体のバランスが気になる方は当院へ来院してみて下さい!
顎関節症について
睡眠不足やストレス、ホルモンの崩れによっても引き起こる顎関節症について紹介していきます。
顎を動かすと痛む、音がする、口が開かない
顎関節は側頭骨の下顎窩と下顎骨の下顎頭で構成される関節です。
耳の穴の前を触り、口を開け閉めすると顎関節が動くのが分かります。
下顎窩と下顎頭はがっちりとはまり込むのではなく、間に関節円板を挟んで接していて、前後左右にずれることができます。
顎関節の構造
顎関節に痛みが生じたり、口を開け閉めするときにカクン、カクンという音がする、口を大きく開けられないといった問題が起きたものを顎関節症といいます。
顎を動かすと痛むのが特徴で、多くの場合、痛みは鈍痛です。
顎関節症は、側頭筋や咬筋などの咀嚼筋の障害、関節円盤の障害、関節を包み支える関節包や靭帯の障害などのタイプに分けられます。
顎関節症の原因と治療
顎関節症の原因には、顎関節の構造的な弱さ、顎の外傷、歯ぎしりや歯を食いしばる癖、ほおづえや電話を肩と顎に挟む習慣、爪を噛む癖、片側だけでものを噛む癖、ストレスなどがあり、これらがいくつも重なった結果発症すると考えられています。
従来、歯の噛み合わせが悪いと顎関節症になるといわれていましたが、現在では関連は薄いとされています。
痛みに対しては咀嚼筋などの筋肉を治療したり、痛みがひどくなければ、無理のない範囲で関節を動かしたり、痛みがひどい時は鎮痛薬を投与して症状の改善を図ります。
歯ぎしりを予防するためスプリントと呼ばれる装具をつけることもあります。
口が開かなくなるしくみ
関節円板が変形している。
口を開けようとすると関節円板が引っかかり、下顎頭が前に動くことができず、口が開かない。
口を開けると音がするしくみ
関節円板が少し変形して前方にずれている。口を開けていくと、関節円板が引っかかる。
さらに口を開けていくと、引っかかりが急に外れ、カクンと音が出る。
以上が顎関節症について紹介しましたが、顎関節症の原因も様々あるのでその原因を取り除き、治療していく必要があります。
当院でも顎関節症で悩んでこられている患者さんが治療することで症状が改善しています。
顔面の痛み三叉神経痛について
顔に突然電撃のような痛みが走る
顔の皮膚感覚を支配しているのは三叉神経で、顔に痛みが出るものを三叉神経痛といいます。
三叉神経は、脳に出入りする末梢神経で12対ある脳神経のうちの第Ⅴ脳神経で、顔の感覚と咀嚼筋の運動を担当しています。
三叉神経痛は、虫歯や目の病気、副鼻腔炎(蓄膿症)、腫瘍、顔の外傷、帯状疱疹などの病気でも生じますが、多くは原因となる病気がない突発性三叉神経痛です。
一般に三叉神経痛という場合は、この突発性三叉神経痛を指しています。
三叉神経痛の痛みは鋭く激しい痛みで、電撃のような痛み、刺すような痛みなどと表現されます。
数秒間痛み、その後痛みが全くない時間があり、また突然痛むということを繰り返します。
痛みは、特定の場所に触ったり、洗顔や歯磨き、髭剃り、冷たい風に当たるなどの刺激によって誘発されることがあります。
突発性三叉神経痛は、三叉神経がその根元の所を走る血管に圧迫されることによって、起こります。
圧迫されたところで神経を伝わる信号が漏れて混線を起こし、ただ触っただけなのにその刺激が痛みとして感じられてしまうのです。
まず、痛みの原因を突き止め、痛みを起こす病気が判明した場合はその治療を行います。
突発性三叉神経痛の場合は鎮痛薬で痛みを抑えますが、効果が思わしくない場合は神経ブロック療法などの治療を行い、痛みの緩和を図ります。
三叉神経と支配領域
三叉神経は第Ⅴ脳神経で、顔の感覚と咀嚼筋の運動をつかさどり、3つの枝に分かれているのでこの名前が付いたそうです。
3つの各枝が皮膚感覚を担当する顔面のエリアは上の写真の通りです。
三叉神経痛が起こると、反動で肩がこってきたり、痛みで睡眠が思うようにとれなかったりなど様々な不調をとりまく原因になってしまうので早めに治療していかなければなりません。
当院ではバイタルリアクトセラピーで頭蓋骨のゆがみを整え、骨格から神経の働きを調整する治療をしているのでお困りの方は是非当院へお越しください。
お腹の痛みについて

どこが痛むのかが重要
腹部には多くの臓器があるので、腹痛があるときは、どの臓器のどんな病気かを正確に鑑別しなければなりません。
腹痛の場合、痛む場所や痛み方でどこが悪いのかをある程度推測することができます。
特に重要なのは「場所」で、診断の際は腹部をおおよそ下にある2つめの画像のように区分して診察することです。
上腹部中央の辺りが痛む場合は、胃や食道のほか、心臓や大動脈、すい臓の病気の可能性があります。
右上腹部の痛みは胃・十二指腸、胆嚢、肝臓、腎臓の病気が、左上腹部の痛みは胃、すい臓、腎臓の病気が疑われます。
へその周囲やおなか全体が痛い場合は、大腸炎のほか、腹部大動脈瘤、腹膜炎、腸閉塞など命にかかわる病気の可能性もあります。
右下腹部が痛むときは虫垂炎や腸閉塞など、左下腹部が痛むときは大腸炎、大腸がん、潰瘍性大腸炎、ひどい便秘など、下腹部中央が痛むときは膀胱炎などが疑われます。
腹痛の部位と疑われる病気
腹痛で病院に行くときは、お腹のどこが、いつから、どんな風に痛むかを、時系列にそって詳しく伝えることが大切です。
また腹痛に伴い、下痢、便秘、吐き気や嘔吐、発熱、食欲不振、呼吸困難、血尿などの症状がなかったか、暴飲暴食、ストレス、妊娠など、腹痛の原因となりうることはないかといった情報も重要です。
腹痛といっても胃腸の病気とは限らないので、おなか以外の異変も漏らさず伝えることが大切です。
また、こういった内臓の不調から同じ神経支配をしている筋肉に硬さが出る場合があります。
そこから身体にゆがみができたり、身体のゆがみにより肩こりや腰痛、首の痛み、頭痛、ぎっくり腰など内臓の不調からさまざまな不調を招く可能性があります。
整体治療や骨盤矯正で身体のゆがみを取り除き、正しい姿勢バランスにすることで内臓の不調も改善することができます。
慢性的な痛みの原因は内臓が原因の場合があるので、肩こりや腰痛、ぎっくり腰、頭痛などでお悩みの方は是非一度当院へ来院下さい。
緊急性が高い腹痛
緊急性が高い腹痛(急性腹症)
命に関わる重篤な腹痛を「急性腹症」といい、激しい腹痛に嘔吐・高熱・意識障害などを伴い、緊急手術が必要な場合があります。
主な原因には以下があります。
- 腹部大動脈瘤破裂:突然の激痛、放置すれば致命的。
- 消化管穿孔:消化管に穴が開き、激痛と感染症のリスク。
- 急性膵炎:膵臓の自己消化により強い痛み、重症化で死亡リスク。
内臓の不調は身体のゆがみにもつながり、肩こり・腰痛・関節痛などを引き起こすことがあります。
日頃から栄養・運動・休養に気を配り、整体や骨盤矯正も有効です。
内臓や身体の不調でお悩みの方は当院へご相談ください。
胸の痛みについて

緊急性が高い胸痛
突然の激しい胸痛は命に関わることがあり、呼吸困難や意識消失を伴う場合は即救急車要請が必要です。
主な疾患と特徴
- 心筋梗塞:胸の圧迫感や放散痛、呼吸困難。
- 胸部大動脈解離:突然の胸痛、肩甲骨周辺の痛み、高死亡率。
- 食道静脈瘤破裂:激しい胸痛、吐血、ショック。
- 肺塞栓症:息苦しさ、胸痛、ショック(エコノミー症候群の原因にも)。
慢性的な胸痛でも重大な病気が隠れていることがあり、注意が必要。
主な疾患
- 肺がん:進行時に胸痛を伴う。
- 狭心症:労作時や安静時の胸痛・圧迫感。
- 帯状疱疹:皮膚の水泡と激しい片側性の痛み。
- 逆流性食道炎:胸やけ、胸痛、吐き気。
- 心臓神経症:ズキズキする胸痛、動悸、不安などの精神的要因。
予防策として、規則正しい生活・バランスの取れた食事・適度な運動が重要です。
胸痛が少しでも気になる場合は、早めの医療機関受診を推奨します。
婦人科疾患による痛み
月経痛と婦人科系疾患について
月経痛は個人差が大きく、軽い痛みから日常生活に支障をきたすほどの重度な痛みまで様々です。
原因は子宮の収縮によるもので、子宮口が狭いと痛みが強くなりやすいですが、年齢とともに軽減する場合もあります。
ただし、年々痛みが強くなる場合や鎮痛薬が効かない場合は子宮内膜症の可能性があり、不妊のリスクもあるため早めの医師受診が勧められます。
婦人科系の急性腹症には以下があります。
- 卵巣茎捻転:卵巣がねじれることで突然の腹痛、吐き気、発熱を伴う。
- 子宮外妊娠・卵管破裂:卵管に受精卵が着床し成長に耐えられず破裂、若年女性でも発生しやすく、緊急対応が必要。
これらの症状がある場合は早急な受診が重要です。
婦人科疾患でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。