皆さま初めまして 院長の黒木と申します!
これから日々、ブログを書きながら勉学を深め少しでも皆さまのお役に立てればと思っています。
さて本日は「子供のアレルギーの対策」について書きますね!
食物アレルギーは乳児の約10%にあるといわれています。
0歳、1歳が最も多くだんだんと年齢とともに減っていく傾向にあります。
原因は卵が39%、牛乳が22%、小麦が12%で70%以上
その他でもピーナッツや果物類、魚卵、甲殻類等もあります。
症状には、蕁麻疹、痒み、目の痒み、口の違和感、くしゃみ、咳、吐き気、腹痛等です。
アレルギー症状が全身に及ぶことをアナフィラキシーといい、血圧低下や意識障害も伴うものをアナフィラキシーショックといいます。すぐに自己注射をするなど特別な処置が必要となります。
食物アレルギーの新しい対策として
① 離乳食を遅らせない☜遅らせても食物アレルギーは防げない
② 食物除去をしすぎない
③ アトピー性皮膚炎との関係をよく知る
皮膚に炎症がある赤ちゃんほど食物アレルギーになりやすい傾向にあります。
その場合、耳かき一杯くらいから食べて様子をみる必要があります。
食物は我々にとって異物であるのですが取り込んで栄養としていかないと生きていけないのも事実です。そして、人間には、取り込むことで学習する(免疫寛容)という機能が備わっているのです。
逆に食べなければ学習せず、拒絶してしまうという反って危険なことにもなりうるのです。
血液検査で陽性であっても、食物アレルギーの症状が必ず出るわけではないです。
陽性が出た場合でも完全に除去するのではなく、その中で、本当に反応を起こすものを専門の病院で食物経口負荷試験(ごく少量ずつ口に入れてみる試験)で確認する必要があります。
それで、本当にアレルギーの原因となっている食品の種類と量を特定して対策をしていく必要があるのです。
食物アレルギー研究会のホームページhttp://foodallergy.jp/も参考にして病院を見つけて頂くのもいいかと思います。
先ほども書きましたが、アトピー性皮膚炎が食物アレルギーの原因になることは多いです。
皮膚のバリアが低下した状態で本来お肌の中に入ってこないような物質が入ってきてしまいます。
ホコリや手についた食べ物も皮膚を通して入ってきてしまうこともあります。
そおした場合に異物を感知する免疫細胞が反応してしまいます。
これが次に口から入ってきた場合に異物と身体が認識してしまい、アレルギー反応が出てしまうことがあるようです。
発症前の赤ちゃんの場合、この荒れた皮膚から入った場合のアレルギーの発症が多いです。
なので、アトピー性皮膚炎と食物アレルギー合併の場合、まずは皮膚のバリアをしっかりとさせる為に保湿剤やステロイドによるスキンケアがまず優先となります。
そして、食物除去は必要最小限にしてあげるのが最も効果的であります。アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係が大変深いという事が良く分かりますし、両面の対策をしていくことがとても大切だと思いました。
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